うみねこのく頃に・考察とメモ(1)

日記として書くと、続き書いたり書き足したりする時に不便なんで、うみねこメモを別に作る事にした。

うみねこ入り口

以下は、日記より引用。

Thu 2008/01/10

こないだGTやってて椅子から落ちた訳やけども、椅子落ちの方は大過なかったけども、その後、A級ライセンス取りに行って、複合コーナー1の試験が全然ダメで、何回も何回もやり直してるうちに、だんだん肩とか首とか痛くなって来て、とうとう、どうにも肘が上手く上がらなくなってしまったんで――これは、もしかするとゲームもあるけども、年末がむっちゃ忙しかったんで、「使い痛み」なのかもしれない――、しばらくアクションゲームはお休みする事にした。

色々やりたいゲームがいっぱいで、残念やけども、手が上がらない事には仕事に差支えがあるんで、湿布貼っておとなしくしてますわ。

と言う訳で、む下と一緒にやって来たうみねこのく頃にを開始した。

ても、始めたばかりやねんけども、丁度2部が出たばっかりで、これも中々旬なタイミングではありまして、今回は、次が出るまでのんびりじっくり推理してみようかな?とか思ってる。

出題

設定は、ちょいとかまいたち2ぽいかな。孤島に関係者が集まって…てなお話で、今回は、「本格推理」ぽい仕立てらしいとは聞いてたけども、おお、しょっぱなから、謎が提示されてる。↑これが、出されたクエストの最初の文章。

画像じゃちょっと読みにくいんで、ここに全文掲載してみるね。

懐かしき、故郷を貫く鮎の川。
黄金郷を目指す者よ、これを下りて鍵を探せ。
川を下れば、やがて里あり。
その里にて二人が口にし岸を探れ。
そこに黄金郷への鍵が眠る。

鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。
第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。
第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。
第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。
第四の晩に、頭を抉りて殺せ。
第五の晩に、胸を抉りて殺せ。
第六の晩に、腹を抉りて殺せ。
第七の晩に、膝を抉りて殺せ。
第八の晩に、足を抉りて殺せ。
第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。
第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。

魔女は賢者を讃え、四つの宝を授けるだろう。
一つは、黄金郷の全ての黄金。
一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。
一つは、失った愛すらも蘇らせる。
一つは、魔女を永遠に眠りにつかせよう。
安らかに眠れ、我が最愛の魔女ベアトリーチェ。

ひえ〜、謎めきすぎ〜。気になる気になる。まだ惨劇も始まってないけども、すでにどきどき。

ちなみに、この碑文読んだ私の第一印象は、着床から出産までのプロセスの暗喩なのかなぁ?て感じやったけども、まだ言葉遊びにも至ってないような、漠然としたイメージだけの状態。

この謎にトライしてみない?同人ゲーはものごっつお安い上に、2を買ったら、1,2と続けてプレイできるのも、ひぐらしと一緒で、なかなかお買い得なんじゃないかと思うよ。

まさ、同人ゲーなんで、この頃的なゲームみたいな派手さはないけども、最初のひぐらし1から考えると、かなり「音楽」は豪華になってる。絵は今回も竜騎士さんだけども、かなり上達してるように思う。んでも、なんか見た目が「可愛い」と思えるキャラが居なくてちょい残念。

#ひぐらしじゃ、さとこちゃんと梨花ちゃんのコンビが、さくらちゃんと智代ちゃんぽくて結構いいなと思ってたのよ――特に、スク水改造してエンジェルモートのコスプレした梨花ちゃんはかなりツボだった――。

あー、後、同人ゲーだから、レーティングとかないかもしれないけども、世間の噂じゃ、惨劇通り越してスプラッターだと言う話なんで、そっちが苦手な人は避けた方がいいかも、です。


Sun 2008/01/13

エピソード2に入ったら、エピソード1とはかなり様子が違ってる。

これは、あれか?ルールは、「魔女との契約」がひとつの鍵なのか?

てか、魔女のお茶会でやっとかわいい(≒私好み)なキャラが出て来た。てか、梨花ちゃんや〜。んで、戦った相手の魔女てのは、やっぱ鷹野さんだろうなぁ。梨花ちゃんがやってたのは「すごろく」やったけども、ベアトリーチェがやろうとしてるのはチェス??理詰めでチェックメイトできたら勝ち?なのかな?ルールを把握するのには、どのぐらいエピソードを重ねたらいいんだろ?

まぁ、エピソード2は始まったばっかりだから、もうちょい進めてからやなぁ。


で、今さっき仕事から帰ってきた訳で、実はまだエピソード2の方は全然進めてないけども、それとは別の方向で、――攻略?て言うのかなの為に――ちょっとお勉強してた。

多少集中する為と、記憶が途切れないように、後、好きなゲームは「一人」楽しみたいみたいな個人的な癖なんかとの兼ね合いがあって、ある程度「まとまった」時間が無いと、この手のゲームは進めないのが、私の日頃のゲーム習慣やねんけども――なので、子暇ゲームと、メインゲームと、リラックスゲームと、(対人)対戦ゲームには、それぞれ自分の需要に応じた「遊び方」のパターンがあったりする。――、本編は進められない時には、情報収集する、てのも、ゲームのお楽しみの一つでもあって、ちょいとうみねこwikiを読んでいたんだわ。

ネタバレは回避したい方なんで、「読み過ぎ」しないように気をつけようと、第二話の方はチェックしてないけども、みんなどんな事考えてるのかな〜、てのは気になって、謎と考察の部分を読んでたんだわ。

たら、おおお、これは面白い(≒凄い)!!!てな考察に出会ってしまった。

それが、今回のは、バックギャモンじゃないのか?てな考察。読んでると、中々符丁がよさげに見えて、ほおほおと感心しつつ、だけども、私てばバックギャモンてプレイした事ない。

こっちの駒を向こうの陣地に相手よりも早く全て移動したら勝ち、みたいの読んで、最初に思い出したのが、ダイヤモンドゲーム。が、このゲームてば、子供の頃に遊んだきりやけども、考察サイトに書いてあったようなルールや定石があったようには思えない。

そっかー、バックギャモンて、ダイヤモンドゲームとは違うゲームなんかー、と思いつつ調べてみると、 バックギャモンあらら、盤面がまるっきりちがう。ルールも、ダイヤモンドゲームよりは複雑ぽい。

ヒントにしたのは、お茶会の会話のダイスの辺り。かつて戦った二人の魔女は、梨花ちゃんと鷹野さん、てな前提で私はアレを読んでいて、「ベアトリーチェもサイコロ遊びが好き」から、ふむふむなるほど〜、と感心しつつ、とりあえず、バックギャモンてゲームを知ろう、て事になって、どっかで聞いたことある名前だよなー、と、まずは、winのアクセサリーのゲーム見たら、ほれ、やっぱあるじゃん。

が、オンライン対戦しかない。ルールも遊び方も知らないのに、そりゃ厳しすぎるだろー、と思って今度はフリーソフトを当った。

ら、わははははやっぱあるじゃん(←欲しいも物がみつかると、何故か勝ち誇ってしまう)。Challenge Price 498 バックギャモン【無料版】。早速DLインストール。で、即プレイ。

が、難易度を初級にしたにも関わらず、qubeleyに負けてしまった。しかもなんで負けたのかもよー分らん、てか、どうして動かせる駒があいつになったりならなかったりするのかも分らん。で、改めて、wikipediaのバックギャモンのトコ読んで、おーそーか、あれはそーゆー意味やったんかぁ、とか思いながらリトライ。又負けた。なんでなんで?と思いながら、再びwikipediaみたいな事やってるうちに、出勤時間。

果たして、戻ってリトライ。あら、勝てた。そっかー、んじゃもう一回。何か明らかに攻勢やのにから、やたらと時間ばっかかかる。てとこで、再びwikipedia。そっかー、ダブルてのはそう言う意味やったんかー、ふむふむ。

とかとかやってるうちに、ちょっとはルールが把握できたぽい。なんやかんやで(初級)qubeleyに3連勝。

に至ってきら〜〜ん!!!そうか。「一人」にしたらあかんのかもしれん。一人にしたらベアトリーチェに取り込まれるんかもしれん。

いやさ、ずっと摩利亜ちゃんが一人で薔薇を探してた部分が気になってて、あの時彼女を一人にせんかったら、傘も手紙もなかったんとちゃうやろか?と思ってて――実は、ここで「催眠術」を使ったんじゃないか?てのが(安易やなー、とは思うけども)私の推理――、バックギャモンて、駒がポイントに1個だけしかないと、相手に「ヒット」されて移動させられてしまうねん。だけども、ポイントに2個以上駒があったらば、今度は逆に「ブロック」できて、相手がそこに来れなくなるねんな。

まさ、今回のうみねこが「本格推理」になるのかどうかもまだ微妙なとこやけども、「魔女を信じる人が居るところには魔女は居る」て方向で考えてみようかな〜とか思ってる。


あー、そうそう、ベアトリーチェて名前にも何だか聞き覚えがあるなぁと思っていたら、うみねこwikiのベアトリーチェからのリンク先にダンテの神曲の元になったエピソードてのがあって、おお、そうそう、これ読んだよ。前に、ウィズ#4やってた時に読んだやつじゃんか、と思ったのだった。

いやさ、ダンテの神曲は知らないけども、ウィズ#4に出て来た「地獄の門」とか「ダンテ」の名前とかで、なんかそっちの方多少は知らないと謎が解けないとことかあるのかなー、と思って調べたりしたんやけども、結果から言うとあんまり関係なかったようにも思えるなぁ。

もっとも、wikipediaの記述だけだと、ダンテはどうして「神曲」を書いたのか、て事は書いてたけども、神曲のストーリーとかにはあんま触れてなくて、だけども、エピソード1のストーリーに絡めたら、ダンテてば、夭折しちゃったベアトリーチェの為に神曲書いたみたいな部分とか地獄の門てあたりから、愛する死者を蘇らせるみたいなお話なのかなーとか思ったり。

てか、地獄編て、七つの大罪に対応してるんだ。面白そー。キリスト教の地獄も仏教の地獄も何だか似てるな。


Tue 2008/01/15

娘発言

は、さておき。うみねこで気になる発言!

えっ?娘?霧江さんに「も」娘が居るの?んでも、同人ゲー、誤字多いから、もしかして息子だか子供だかの間違い?まだ出てきてない登場人物がおるんやろか?解くべき謎って一体何になるんやろ?

とは言え、エピソード2には参ったなぁ。

魔女正面から来たよ。つっても、「ほのめかし」てるだけで、まだみんなには名乗ってないけども、紗音(しゃのん)嘉音(かのん)は既に見てるんだよなー。

ミステリーになるのかオカルトになるのかよーわからん、てのは、この頃のサイコホラーじゃ結構よくある事で、そっちじゃ、大抵オカルトな落ちがついてて、そりゃ超常現象にしたら、何でもアリやもん、絵的には派手な事が出来るから、映画ならまぁ、ええか、とは思うけども、ゲームでそれってのは、正直つまらんなー、と思ってるんで、私はナシの方向で何とかこじつけたいなぁ、とは、今のところ思ってる。


Thu 2008/01/17

思いついた事のメモ、色々。

  1. 碑文の冒頭の文章が何に当るのか分らないまま惨劇が始まってしまっている
    島に着いた時点で冒頭の部分は既に済んでいるのか?
    「鍵を手にせしものは」、とあるので、「誰か」が既に鍵を持っていないと惨劇は始まらない
    「鍵」は(今回前回共に)、「密室」を開けるのに使われてる
    鍵を手にして密室を開けたのは二人(夏樹、楼座)
    • 鍵を持つものが誰になっても惨劇は起きる
    • 鍵を持つものは最初の生贄を逃れる?
  2. 「第九の晩に魔女は蘇る」、とあるのに、エピソード2では、誰も死なないうちから既に魔女が現れている
    魔女を名乗る人間が居る
    魔女の力は、魔女を信じるもの(だけ)には及ぶ
    魔女が居る事にしたい人間の狂言
  3. 都合よ過ぎる台風
    これが計画的なものだったとして、晴天だったなら可能だったのだろうか?
    • 天候は変更できない
    どこまでが偶然なのだろう?
    この島でなら、台風を偽る事が出来る?
    • TVニュースで天候の変化を知れる
  4. 「添う二人を引き裂け」と、バックギャモンの類似
    バックギャモンでは、二つ以上の駒が同じ場所に居ると相手に取られない
    逆に、相手の範囲内に単独で居てヒットされると、バーに避けられる
    黄金郷と川の関係は、エジプトのナイル川を示す?
    • バックギャモンは、元々「死と再生」を示した占いのようなものだった
    • うみねこwikiより〜チェス版を「ひっくり返す」と裏面はバックギャモン版になっているらしい

色んなゲームが出て来る。

ルーレットに狼と羊ゲーム。トランプはまだだな。そういえば、金蔵が始めの頃に言ってた台詞にぽいのがあったような。後で確認してみよう。

後、このエピソード2が終ったら、個別のフローチャートみたいの作ってみようかと思ってるけども、うみねこwikiに既にあるのかな?

後、寄り添う二人の密室殺人に関して気になってるのが、「部屋に仕掛け」があった場合について。隠し部屋や隠し家具があるかもしれない前提として出されるぐらいだから、「部屋に仕掛け」てのもアリなんじゃないかなぁ、と。

「親族会議の翌日(又は、第一の殺人が起きたor台風がやって来た場合)」「全ての出入り口が施錠されている」「室内には二人の人間が居る」て条件を満たしたら作動するみたいの。


Fri 2008/01/18

もうじき、エピソード2も終わりぽい。

圧倒的な情報不足を感じてる。

漠然と思うのは、魔女アリルートと魔女ナシルートがあって、先手がどっちになるかによって、ルートが決定するんじゃないかな〜て事。

魔女アリならば、オカルトルールに則って、魔女ナシならば、リアルルールに則って、みたいな。

「犯人探し」が重要なのかどうかはまだよく分らないけども、言葉遊びみたいな部分に唆されると、ロクな事がないよなー、とは思う。思い込みの激しさとか。

本格推理ぽく進めるならば、「誰が犯人でないか」て方法で、消去法でやる方が「犯人特定」に拘るよりはよさげに思える。

エピソード2は、ものすごくオカルトなストーリーやねんけども、オカルトルールに乗るならば、ポイントは「死者のメッセージ」てのが割りとよくある「お約束」で、それが「碑文」てのも符丁が合うようには思える。

一方で、なんか納得いかないのが、金蔵の賭した「リスク」の部分。

老い先短い上に既に不治の病におかされてて、しかも身内に対してさしたる執着もなさそうに見える金蔵が、(もう死んでてもおかしくないような状態の)命を賭けたとしても、彼にとっては、この儀式は奇跡を呼べるほど大きなリスクとは言えないように思えるんだよな。

ま、続き行きましょ。


で、エピソード2読了。

ふぁいとおー。にぱ〜☆

ぎゃはは、やっぱあの二人じゃん。梨花ちゃんかわいー☆。高野さんはぐっと若返ってツンデレキャラになってる。

と、言う事で????の部分まで読んで、「決して存在を認めない」て方向でリスタート。

細かい部分(密室と鍵)を考えたらいいのか、大きな部分(おのおののアリバイ)から始めたらいいのかもよく分らないけども、「屋敷に仕掛け」説はここまでのゲームじゃまだ出てないから、魔女に否定されるまでは持ち越し。

悪趣味なやり方は、演出過剰と言う事でスルーしてみると、「時報」キャラが居るか居ないかが気になる所。今回前回共に初日に死んだのは、蔵臼、霧江、留弗夫の3人。

当初は死体を疑ったけども、エピソード2では、死体は全て本人らしい(が、この時点ではまだ赤文字確認は始まってない)。が、それはそれで、「鍵」が選んだ6人には違いない。「鍵」が変わる事によって、死ぬ人が変わる?

それとも、最終的に島に居る人間全員が死ぬのなら、もしかすると、順番や数はあまり問題じゃないのかもしれない。初めから目的は「皆殺し」?

んま、チャートがあるかどうか見てくるわ。

が、ちょっと思ってたようなチャートじゃなかったんで、やっぱり手書きしてみるかなー。

あー、そうそう、誰が犯人じゃないか?で行った方がいいんじゃないかと考えてるのは、犯人は一定じゃないかもしれないと思ってるから。

大部分の登場人物が現状に不満を持ってる訳で、何らかの「後押し」(≒魔女に唆される)があったら、犯行に及ぶかも。と考えると、比喩としての魔女は「い」る事になる。

それから、じいさんの儀式が始まるのは、必ずしもこの日である必要はなくて、「誕生日の日に台風がやって来たら始まる」と考えると、結構な低確率になるなーと思う。1年に一回の誕生日で、しかも余命が足りてないと考えると、今回の誕生日が「儀式」を執り行えるラストチャンス。みたいな。

ああ、また言葉足らずだった。台風がこの島を密室化してるてのがまずあって、だから、台風がやって来て島が密室にならなかったら、この事件は始まらなかった。で、そう考えると、じいさんだか使用人だかの、島に居る側の人は事前に何らかの関与があったんじゃないか?と。


で、再びエピソード1を始めたら、時を進める魔法が使えるようになってて、こりゃいいや。

が、その前に、エピソード1で私が気になってる所を少々おさらいしてまとめておく(その部分に特に注意を払いたい)。

1986 10月4日

  1. 空港
    • 戦人、留弗夫、霧江、絵羽、秀吉、譲治、楼座(ギリギリ)、摩利亜
    • 絵羽:お宅の円寿ちゃん
      すっかり忘れてた霧江の娘
      今回は連れて来ていない
  2. 新島港到着
    • 絵羽:エジプトとか行かない?
    • 朱志香、熊沢
    • 摩利亜が船の上で不吉の意味が伝わらないと騒ぐ
      不吉、来ると天を指差す
      「台風」が来ると「不吉」が来るのを知ってた?
      黄金郷に行く事を望んでいたのに何故「不吉」と呼ぶ?
    • 熊沢:何でも六軒島はその昔
      六軒島の過去の言い伝え
      エピソード2で登場
      かつて居たらしい魔物(悪食島伝説)を封じたのがここで去年の落雷で壊れたと言われた社
    • 朱志香が強く制止
  3. 10:30六軒島到着
    • 郷田

んー、ここに書かずに、別にした方が良かったかな。まだ島に着いたばかり。


Sat 2008/01/19

[妄想]うみねこのひぐれ頃に

六軒島は、かつて悪食島と呼ばれていた。

島に棲むものが悪食だったからこう呼ばれたのか、島以外に住む事を許されなかったから、結果として悪食になったのか、あるいは他の理由があったからこう呼ばれたのかは、今となっては知る術もない。

悪食島には、罪人と病人しかいない。この島には、罹患すると凶暴化してしまう伝染性の風土病があり、人々は、彼らを隔離する為にこの島に封じ込め、又、罪人を島流しする為の場所としても長く利用していたようだった。

悪食島は、穢れ封じ込める場所として機能し、又、その事が悪食島をより恐ろしい場所との認識を強めさせ、何時の頃からか、悪食島は物の怪が棲み付く場所であるとも言われるようになって行った。

戦争が終わり、近代に入っても、物の怪を恐れ、伝染病を恐れ、犯罪者を恐れる近隣諸島に住む人々は、島に棲むものを島から出す事を禁じ、忌み嫌っていた。

ある時、一人のミッションがこの地を訪れた。彼女の名はベアトリーチェ。彼女は、隣人が共に愛し合い、助け合うイエス・キリストの愛の教えを深く信じ、それをこの地にも広める使命感に燃えていた。

美しく、明るく、心優しいベアトリーチェは、さして時を経ずにこの地に溶け込み、キリストの教えも受け入れられているように、彼女には感じられていた。

そんな折に、悪食島の噂を耳にしたのだ。彼女は、これこそが神の啓示なのだと受け止めた。魔物が棲む島だから止せと言うものには、私には神のご加護があるのだから、魔物は恐ろしくありませんと笑い、伝染病者や犯罪者の棲む島だと言う者には、病めるものや罪人の為にこそ神はいらっしゃるのだと応え、あまつさえ嫌がる漁師を説得し、単身島に渡っていったのだった。

うみねこ入り口


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